入試情報

沖縄の高校入試

沖縄県の高校入試について解説!

お子さんの高校受験(入試)を考える際に、まず知らなければいけないのは受験(入試)の仕組みです。どういった高校があるのか、何が合否を決めるのか、など進路を決める際の指針が必要なのです。
学習塾パラダイムでは、勉強だけでなく、保護者様向け、生徒様向けに入試情報についても解説を行っています。

まずはじめに知らないといけないことー一般入試と推薦入試ー

保護者、生徒がまずはじめに知るべきは入試の形態です。既にご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、高校入試では、「推薦入試」と「一般入試」の2種類があります。
「推薦入試」は、推薦入試志願書と面接によって、合否が判断されます。つまり、ペーパーテストがないのです。そのため、試験の点数に不安のある生徒は推薦入試の受験を検討する方が多いです。
出願の要件として、自己表現(文化活動、スポーツ活動、社会活動、資格取得など)または個性表現(芸術、文芸、留学などの活動)が優れていることがあげられます。また、内申点にも一定の要件があり、生徒会や部活動3年間継続、皆出席なども評価の基準となってきます。
先程、ペーパーテストが無く、試験の点数に不安のある生徒は推薦入試を受験する方が多いと伝えましたが、決してそのハードルは低くないのです。上記のように、何かしらの活動を続けている必要がありますし、内申点も一定のライン以上が求められます。
※基準については、各高校の入試情報をご覧ください。

出願はおおよそ1月の中旬頃で、その数日後には面接試験があります。そして、1月の中旬〜下旬にかけて合格発表があります。
合格した場合は、もちろんその高校に進学しなければいけません。

一方、「一般入試」はなんとなく仕組みを理解されている方も多いのではないでしょうか。3月上旬に試験があり、その試験の結果と調査書の結果(内申点など)にて合否が決定します。ですが、内申点の重要性について十分に理解されていない生徒及び保護者の方が一定数いらっしゃいます。それについては、以下の項目で解説します。

内申点の平均はあまり意味がない!?

先程、内申点の重要性について十分に理解されていない生徒及び保護者の方が一定数いると伝えましたが、それが見出しもある平均内申点の勘違いについてです。
生徒の学力を計る内申の平均点ですが、実はこの平均点だけでは不十分なのです。
学校で先生から先生を受けた保護者や生徒の方もいるかと思いますが、高校入試で使用する内申点は平均ではなく、3年間の合計点で算出されます。

そして、ここからが重要です。

内申点の合計点を算出する際、音楽、美術、保健体育、技術・家庭の4教科は、傾斜がかかって1.5倍されるのです。
例えば、音楽の内申点が4だったとすると、4×1.5=6なので、6点分として算出されるということになります。

技能教科以外の英語、数学、国語、理科、社会については特に傾斜はかからず、通常通り1は1、4は4として合計されていきます。
1年間の内申点の満点は、必修教科は9教科なので、英語、数学、国語、理科、社会の満点5×5教科=25点、音楽、美術、保健体育、技術・家庭の満点5×4×1.5で30点、合計55点となります。
これが3年間で、55×3年間=165点満点となります。
つまり、内申の平均でみても、生徒の実力を完全に把握することはできないのです。英語や数学などの通常の勉強は苦手でも、技能教科の内申点が良い生徒であれば、内申点の合計点は良い可能性があります。
以下は、3年間の内申点を計算してみた例です。

一般入試は当日の点数と調査書(内申点)の合計点数で決まる

これまで見てきたように、高校入試における一般入試では、平均内申点ではなく、内申点の合計点(傾斜後)が重要となります。
また、一般入試の合計点は300点満点です。よく学校の中間・期末テストの同様に1教科100点満点だと思われている方が多いのですが、高校入試は1教科60点満点です。60点×5教科で300点満点となります。
各高校によって、当日の点数と3年間の内申点の合格基準があるので、自分の志望校の基準を把握した上で目標設定することが大切です。
なお、当日の点数と調査書(内申点)の比重は、基本的に5対5です。しかし、各高校によって、その比重の重さが異なることがあります。一般入試の成績を6とし、調査書の比重を4とする高校もあるので、注意が必要です。

保護者及び生徒がすべきこと

それでは、上記を踏まえて保護者、そして生徒がすべきことについて解説します。

保護者は子どもの提出物を把握する

このページをみて内申点が重要であることは理解できたと思います。ですが、親は定期テストの力にはなれません。
そこは塾の存在が必要です。
できることとしては、日々の提出物や宿題を子どもがしっかりと提出できているのかどうかを管理してあげてください。
内申点を上げるためには、定期テストだけでなく、提出物なども重要です。
親が手助けできることとしては、子どもが提出物や宿題をやっているだろうか、ということをチェックして少しでも内申点を上げられるようサポートしてあげてください。

生徒がすべきこと

受験するのは生徒自身なので、勉強を頑張ることはもちろん、提出物や宿題も真面目にやるべきです。
後は、技能教科をおろそかにしないことです。
先程も伝えましたが、技能教科の評定は1.5倍されます。いわば、ボーナスステージです。
しかも、数学や英語の難しさと比べると定期テストもそこまでの難しさではないでしょう。
とはいえ、体育が苦手な子もいれば、音楽が苦手な子もいると思います。なので、必ずしもどの技能教科でも満点を目指さないといけないというわけではありませんが、最低でも提出物をしっかりと出しましょう。中間・期末テストの勉強もおろそかにせず、むしろ80点以上は狙うつもりで準備をしておくと良いかもしれません。

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